七ふくたいむず2024　11月

今月は冬に向けての健康対策について紹介しました。

夏から秋、そして冬にかけてのこの季節は自律神経の乱れや代謝の変化、転倒が多くなるなど、体にとっての変化の季節であるとともに、負担がかかる季節でもあります。

夏の疲れや基礎疾患の悪化などを防ぎ、スムーズに過ごしていきたいところです。

七ふくたいむずにもあるように、免疫力、感染対策や食事、運動、生活環境の整備などさまざまな方法があります。

1.バランスの良い食事で免疫力をサポート

秋から冬にかけては、体が寒さに順応するためエネルギーを多く消費します。そのため、栄養バランスを意識した食事が重要です。

• 旬の食材を活用する
  秋はきのこ類、さつまいも、かぼちゃ、柿やりんごなどの果物が豊富です。冬には白菜、大根、れんこん、みかんなどが旬を迎えます。これらにはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれていますれており、免疫力を高める効果があります。

• 発酵食品を積極的に摂る
  味噌や納豆、キムチ、ヨーグルトなどの発酵食品は腸内環境を整えるのに役立ちます。腸内環境が整うと免疫細胞の働きが活発になるため、風邪やインフルエンザの予防にもつながります。

• 水分補給を忘れない
  冬は乾燥しやすい季節ですが、寒さから水分摂取が不足しがちです。温かいスープや味噌汁、ハーブティーなどを取り入れることで、体を温めながら適切な水分補給ができます。

2.適度な運動で体力を維持する

気温が低くなり活動量が減りがちですが、運動は心身の健康には欠かせません。

• 屋外でのウォーキング
  日中の適度な運動は体温を上げ、血行を促進します。日光を浴びることでビタミンDの産生やセロトニンが分泌され、気分が安定しやすくなります。

• 室内でできる運動を活用する
  ヨガやストレッチ、軽い筋トレなどは、天気の悪い日でも続けやすい運動です。最近では運動の動画を配信している方も多くなりましたので活用してみてはいかかでしょうか。

• ストレッチで血行促進
  就寝前に体を軽くほぐすことで、血行がよくなり冷えの改善にもつながります。また仰向けになり、お腹に手を置いて、呼吸を意識するだけでもリラックス効果があり、血行がよくなります。

3. 免疫力向上のための生活習慣

体調管理の基本は、睡眠やストレスマネジメントを含む生活習慣にあります。

• 十分な睡眠を確保する
  冬は日照時間が短くなり、外出する時間が短くなります。自然と自宅にいる時間が長くなり、スマートフォンなどを見る時間が増えるのではないでしょうか。スマートフォンなどの利用時間が長くなるとブルーライトの影響や脳の興奮状態が続き、睡眠の質が低下する可能性があります。冬こそ睡眠時間をしっかりとり、免疫力を高めていきましょう。

• ストレスをためない
  ストレスは免疫力を低下させる原因の一つです。 趣味やリラクゼーション法を取り入れ、心の健康にも配慮しましょう。

4.感染対策を徹底する

秋から冬にかけてはインフルエンザや風邪、新型コロナウイルスなどの感染症が流行しやすくなります。

• 手洗い・うがいの習慣化
  外出先から帰宅した際には、手洗いとうがいを徹底しましょう。

• マスクの適切な利用
  混雑した場所や人との距離が近い場面では、マスクを適切に着用することで飛沫感染を防ぐことができます。

• 加湿を心がける
  空気が乾燥しているとウイルスが浮遊しやすいため、室内の湿度を40～60%に保つように加湿器などで調整しましょう。

• ワクチン接種

5. 生活環境を整える

快適な居住環境は、健康的な生活に欠かせません。

• 室温の適切な管理と空気の入れ替え
  寒さが厳しくなる冬場には、室温を18～20℃程度に設定することが望ましいです。暖房器具を長時間使用すると床付近と天井付近の温度差が大きくなるため、空気の循環や換気を行う意識を持ちましょう。

いかかでしょうか。

夏の酷暑から冬の寒さまで日本には四季があります。

身体にはそれぞれの季節に順応するための機能が備わっています。

その機能をしっかりと働かせるために、日々の生活や環境を見直し、健康的な生活を送りましょう。