七ふくたいむず2024 4月
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24.04.30
今月は食事や栄養、調味料などについての内容を紹介しました。
食事は栄養バランスが特に大切ですが、近年は加工食品や効率を求めた農業などの影響もあり、食材自体の栄養素が低くなる傾向にあります。
同じ野菜や果物であっても産地や生産方法、旬などによって栄養素は異なります。
同じ食事を摂っていても、メニューや使用する食材によっても変わってきますので、そのような点でも工夫が必要です。
食事量が減ってしまったり、栄養素が偏ってしまう原因の一つに『孤食』があります。
孤食にはいくつかの『こしょく』があると言われています。
1.孤食
そのまま表現すると孤独な食事となりますが、一人で食事をすることです。
一人で食事をする環境は独居が最も多いですが、その他にも家族との生活時間が違う場合もあります。
2.小食
高齢者に限らず、若年世代でも食事量が少ない傾向にあります。
成長期では必要な栄養素が多いため小食は正常な成長を阻害する可能性があります。
高齢者では年齢と共に筋肉量が減少するサルコペニアなどを発症することもあり、食事量を維持することはとても重要です。
3.固食
決まったものしか食べないという方も以外に多く、好きな物ばかり食べていることによる栄養バランスの偏りが考えられます。
4.濃食
一人暮らしの方などでは、味が濃くなりがちです。人に食べてもらう習慣がないと自分好みの味に偏るため、濃い味に気づきにくい場合があります。
5.粉食
孤食の場合、パンや麺類などの小麦製品も多くなりがちです。朝はパン、昼はうどん、夜はあまり食べないという方は以外におられます。
栄養バランスを考えると、糖質や脂質が多くなり、タンパク質やビタミン、ミネラルが少なくなる傾向にあります。
このように高齢者の一人暮らしの場合、上記のようなケースがよくみられます。
環境的に一人暮らしを改善することはできませんが、自治会主催の食事会や、地域のイベントなどがあると思いますので、まずはそれらに参加することも対策の一つと思います。
健康や病気の予防には毎日の食事が最も大切です。
栄養バランスだけではなく、食事を摂る環境や家族間での協力にも注目してみてはいかかでしょうか。
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